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ullambana*gateway(ウランバーナ*ゲイトウェイ)のブログ


by uranbana
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髪型チェンジャー

学生の頃は赤青黄色緑に金色と髪の毛の色をカスタマイズしまくり何を勘違いしたのかひと夏の思い出アフロにまでしたことがあります三木ですよさすがに社会人になってからは落ち着いた色合いのものを選ぶようになりここ数年は黒髪一辺倒です。
ラクでよいです。
そしてリーズナブルな頭。
それが地毛。

学生の頃の、いわゆる若気の至り的な話(いわゆるも何も今思えば実に痛々しい)に戻りますが、暇で何者にも縛られない生活を謳歌していたため(同時に限りなく独りで小汚くてひとからどう見られるかなんて悪い意味で気にもしなかったですね)気が向けばそこらの美容院にほほいと飛び込みいきなりとっぴな髪型を変えてほくほくしていたものです。
切ったりパーマかけたりは自分ではできませんが(禁断の前髪切りはしょっちゅうやっていたが…おかげでひどい有様でした)、ヘアカラーは自分でなんぼでもできますので、ドラッグストアでワーこの色試してみたーいなどと思えば即購入、夜誰も待ってないお部屋に帰るとキャミソール・パンツ一枚で頭を染めて、きれいに色がつけば誰に見せる相手もいないのにひとりでほくほくしてしたものです。
何がそんなに不満だったのか。自分の頭に?飽きっぽかったの?
何が自分をそこまで駆り立てているのか今となっては謎です。
キューティクルもぼろぼろだったろうに…繰り返すパーマネントとヘアカラー、特に、前述しましたがひと夏のアフロは毛にも皮膚にもとんでもないダメージを与えたものです。

忘れもしない大学三年生の夏でした。
私はそれまでミディアムのストレート、髪の毛は珍しく真っ黒で(とは言っても自分で髪色を戻したので不自然な黒さ)、夏だしちょっとワイルド・アンド・スパイシー(体臭のことではありません)に細かいスパイラルパーマをかけたいナ☆と思ったのです。
当時Cutieなんぞを好んで買ったりしていた若い私は、原宿の特殊パーマで有名どころのSolarisという美容院に予約を入れ、当時の店長さんに予算2万くらいでパーマをかけていただきました。
最初にロッドを見せてもらったとき、その細さに気がつくべきだったのでしょうが、店長さんがふんふんふーんと上機嫌でアシスタントさんに指示を出しているのを見ているだけで終わったがために(あまり自分の意見を言えない小心者なのは皆様ご存知の通りです)仕上がりはとんだことになってしまいました。
長い長いパーマ液浸透時間を経て、さあできたよ!洗いましょう、ときつきつに巻かれたロッドを取り外していくのを見ていたら、髪の毛はあたかも黒人のような素晴らしい巻き具合。
鏡で大仏並みにくるんくるんの自分の髪の毛を見て私の不安は膨らみました。
これ、乾かせばなんとかなるんだよね、と自分に言い聞かせ、アシスタントさんに案内されるままにパーマ液を洗い落としてもらい、再び鏡の前に。
パーマ液が全部落ちても私の髪の毛は大仏のまま、そのうち私の頭を担当している店長さん(この方当時見せでブルテリアを飼っていたよ。足元を犬が走り回るお店)がやっぱり上機嫌でおおイイ感じじゃーん、とくるくるの私の髪の毛をチェックし、じゃあ乾かしますかと豪快にドライヤーを使い始めました。
か、乾かばきっともう少し女子っぽくなるやもしれぬ、という私の希望はあえなく崩れました。
店長さんはゴーゴーと温かい風を当てながら、私のくるくるをのばしてのばしてのばしきったのですが、鏡に映る私の頭は大仏からダンスマンに変貌したのです。
う、うわあ、とひるむ私の表情から私の感情を汲み取れなかったのか、それとも気がつかないふりをしていたのか、店長さんはイイねー似合うねーとドライヤーを当てながら言いました。
乾かしきって無言になっている私に、どう?と満足げに言います。
スパイラルですか、これは、となんとか聞くと、そそ、乾かすときはbird(当時ブレイクしてましたね、birdさん。今じゃもうアフロじゃないけどやっぱモテないって思ってストレートにしたんだろうか)みたいなイメージで!と自信たっぷりに言いました。
や、こんなんなると思いませんでしたすごいです(いろんな意味で)、と言うと、おれミスターお任せって言われてるからさーと嬉しげに言いました。
私はこの日、12時くらいに店に来たのですが、終わったのはすっかり夕方でした。
6時間くらいこの店にいましたが、大半はパーマネント液を浸透させるので終わりました。
座りっぱなしだったためケツが痛くなりました。
やけにでっかくなった自分の頭を(頭を振っても髪の毛が揺れない)まじまじ鏡で見つめ、お支払いを済ませてから原宿の町へ。
不思議なことに外に出てしまうとちょっと気が晴れましたが、とりあえずこのショックを誰かに伝えなければ、と田中綾子嬢にメールをしたのを覚えています。
確か夏合宿の前日で、アフロになったから合宿行きたくない、という感じのことを送ったと思います。

翌日、戦々恐々としながら合宿の集合場所に行きました。
結果、皆様大爆笑していただけました。
このおまかせアフロ、ひと夏しか持ちませんでしたが(実に洗いにくいのです。件の店長さんには時々洗ってあげてね、などと言われていたのですが私は頭は毎日洗いたいひとなので毎日がしがし洗っていたらなんかすぐへたってしまい、おかしなことになってきたので2ヵ月後くらいにストレートパーマをかけました)。


そんな私ですが、今日は会社帰りにN島ちゃんところに髪の毛を切りに行きます。
もうアフロはやりませんよ、なんか、まったくモテないし。
アフロのズラをこれミキアキに返すとか言われて投げられたり、(手持ちの花火を)これアフロに刺してやろうぜとか言われたり、女子トイレで男子に間違われたり、サングラスかければ井上陽水になったりするし(画像があるので見たい方はお申し付けください)。
本日の予定メニューはロングウルフカット、どんなのがいいかなぁと思って先ほどまでこんなサイトを見てました。
いろいろあって迷いますねやはり。




三木
by uranbana | 2005-07-28 17:46 | daily